犬と一緒に街へ。カフェ・電車同伴ルールガイド

投稿日: 2025年7月31日 19:23

犬と一緒に街へ。カフェ・電車同伴ルールガイド

ベルギーでは、犬も“外食仲間”。カフェに入ってもいいの?

ベルギーでは、犬も“外食仲間”。カフェに入ってもいいの?

日本では、「ペット同伴OK」のお店はまだ特別な存在。
でも、ベルギーではそれがぐっと身近。
屋外テラスはもちろん、店内でも犬同伴が当たり前の風景です。
特にブリュッセルやアントワープなどの都市部では、
「犬OKですか?」と聞くと“もちろん”という笑顔が返ってくることもしばしば。
ただし、すべてのお店が無条件で受け入れているわけではありません。
食品を扱うカフェやビストロでは、オーナーの判断が最優先。
事前に入口のステッカーやスタッフに確認するのが安心です。

「入ってもいい」=「何をしてもいい」ではないのがベルギー流。
同伴OKのお店でも、犬の行動にはそれなりのルールと期待があります。
基本のカフェマナー
・イスやテーブルに犬を乗せない(ひざもNG)
・吠えが続く場合は、静かな場所に移動
・トイレの粗相に備えて、マットやペットシーツを持参

静かに伏せてくれるわんこがいれば、
スタッフがお水を出してくれることも。

電車やトラムではどうする?チケットは?キャリーは?

電車やトラムではどうする?チケットは?キャリーは?

ベルギー国鉄(SNCB/NMBS)やブリュッセルの公共交通機関(STIB/MIVB)では、
犬の同伴が公式に認められています。
ただし、条件はサイズや同行のしかたによって異なります。

鉄道(SNCB)でのルール
小型犬(キャリー内)→無料
中・大型犬(リード+マズル着用)→有料(ペットチケット:€3〜)

トラム・バス(ブリュッセル)
小型犬はキャリー内で無料
大型犬はリード&マズル必須で、運転手の判断で断られることもあり

一番大切なのは、「迷惑をかけない」ことを前提に行動する姿勢。
それさえあれば、多くの人が笑顔で見守ってくれます。

「社会の一員」としての犬。文化の違いに気づく旅の始まり

「社会の一員」としての犬。文化の違いに気づく旅の始まり

日本に比べて、ベルギーでは犬が「日常のパートナー」として
生活に溶け込んでいる感覚がずっと強いです。
それは、ルールがあるからこそ成り立つ信頼関係でもあります。
「犬も同席していい」ではなく、
「犬がいても心地よい空間を一緒に作る」という考え方。
こうした文化にふれることで、犬との関係にも小さな変化が生まれるかもしれません。

わんこと一緒に公共交通を楽しむ方法、チケットの買い方や細かなルールも、また別の記事でお届けします。次回もぜひのぞいてくださいね。